日本ダービー（東京優駿）

競馬の祭典といわれるクラシックの第２冠目。春の東京連続ＧⅠの中で行われ、上半期の中でも最も注目度が高まるレースと言える。

日本の競馬に関わる全ての関係者が目標とするレースの一つとされる。

近年はダービーが終わった翌週から２歳新馬戦が始まることもあり、ダービーを起点とした番組体系となっている。

今年は３戦無敗のさつき賞馬ジャスティンミラノが中心。そこへ17年振り史上４頭目の牝馬Ｖをうかがうレガレイラはクリストフ・ルメールとの再コンビで臨む。

また、皐月賞２着のコスモキュランダはミルコ・デムーロとのタッグが復活。皐月賞をパスして臨むシックスペンスには川田将雅の鞍上。こちらは国枝栄調教師のダービー初勝利が懸かる。世代の頂点に立つのはどの馬か。

出走予定馬

条件・コースの解説

東京芝2400m

日本ダービー、ジャパンＣ、オークスといった日本競馬の競走体系において主格を成すレースが行われるコース。

スタートは正面スタンド前から発走。１角までの距離が約350ｍ（Ａコース施行時）と短いため、テンの争いは一つのポイントとなる。必然的にロスなく運びやすい内枠は有利となる。

１コーナーから２コーナーにかけてはほぼ平坦で３コーナーに差し掛かる点にかけては緩やかな上り坂。３コーナーから４コーナーにかけては下り坂となる。最後の直線にはなだらかな2.1ｍほどの上り坂がある。

最後の直線は525.9ｍ。日本においては新潟の外回りコースに次ぐ長さとなる。

Ａ．Ｂ．Ｃ．Ｄ、４つのコースで行われる東京芝コースだが、2024年の日本ダービーはＢコースで行われる。

直近3年の好走馬一覧

直近10年のデータ

コース形態、施行コースが替わり、内が有利になりやすいケースからも内枠が有利になりやすい。最内の１番は（１―２―１―６）と好成績。外枠、特に14番から外枠になると好走率が落ちる。

人気馬がそれなりに安定した成績を残す傾向で

１番人気（２―３―２―３）
２番人気（１―３―１―５）
３番人気（３―２―１―４）

と一定の安定感をみせている。

近年は同じ馬主が複数回勝つことが多い。キャロットＦ、サンデーレーシング、金子真人ＨＤなどが勝利。いずれにせよノーザンＦ生産馬が優勢。

テン乗りの騎手の成績が悪いことで知られていたが、2023年の日本ダービーではテン乗りだったダミアン・レーンが勝利している。

関東馬の勢いも目立っており、2023年は３着以内を独占。2022年は２、３着に入った。

前走で好走している馬が一定の成績を残している。一方で前走で二桁着順に沈んだ場合、馬券圏内は望みが薄そうだ。

皐月賞組が中心。なおかつ５着以内に入っていた馬たちが安定した成績を残している。

レースパラメータ