皐月賞
牡馬クラシック三冠の第一戦。1939年に創設され、1950年からは現在の中山2000mで施行されている。2002年からは外国産馬も出走可能に、2010年からは外国馬も出走可能な国際競走となった。
基本的には先行抜け出しや好位差しの馬が活躍しやすいレースだが、4コーナー17番手から直線一気を決めた昨年2023年のソールオリエンスや、4コーナー10番手から差し切った2016年のディーマジェスティのように、前半のペースが速くなると後方勢の台頭も見られる。
今年はホープフルSを制した牝馬レガレイラを始め、京成杯の勝ち馬ダノンデサイル、共同通信杯の勝ち馬ジャスティンミラノ、きさらぎ賞勝ちのビザンチンドリームはいずれもトライアルを使わずに直行で参戦。これらの馬と、弥生賞組のコスモキュランダ、シンエンペラー、若葉Sのミスタージーティーらトライアル経由の馬との力比較も重要なポイントとなる。
出走予定馬
馬名 |
性齢 |
騎乗予定 |
厩舎 |
前走レース |
着順 |
本賞金 |
備考 |
サンライズジパング |
牡3 |
菅原明良 |
(栗東)音無 秀孝 |
若駒ステークス |
1着 |
2090万円 |
|
メイショウタバル |
牡3 |
浜中俊 |
(栗東)石橋 守 |
毎日杯 |
1着 |
2950万円 |
|
エコロヴァルツ |
牡3 |
武豊 |
(栗東)牧浦 充徳 |
共同通信杯 |
5着 |
2400万円 |
|
シリウスコルト |
牡3 |
三浦皇成 |
(美浦)宗像 義忠 |
報知弥生ディープ記念 |
3着 |
1000万円 |
|
ミスタージーティー |
牡3 |
藤岡佑介 |
(栗東)矢作 芳人 |
若葉ステークス |
1着 |
1600万円 |
|
アレグロブリランテ |
牡3 |
横山和生 |
(美浦)上原 佑紀 |
フジTVスプリングS |
2着 |
1500万円 |
|
ルカランフィースト |
牡3 |
松山弘平 |
(美浦)鹿戸 雄一 |
フジTVスプリングS |
3着 |
900万円 |
|
ジャンタルマンタル |
牡3 |
川田将雅 |
(栗東)高野 友和 |
共同通信杯 |
2着 |
6600万円 |
|
アーバンシック |
牡3 |
横山武史 |
(美浦)武井 亮 |
京成杯 |
2着 |
1700万円 |
|
レガレイラ |
牝3 |
北村宏司 |
(美浦)木村 哲也 |
ホープフルステークス |
1着 |
3900万円 |
|
ホウオウプロサンゲ |
牡3 |
菱田裕二 |
(栗東)矢作 芳人 |
若葉ステークス |
2着 |
400万円 |
|
コスモキュランダ |
牡3 |
モレイラ |
(美浦)加藤 士津八 |
報知弥生ディープ記念 |
1着 |
3100万円 |
|
ジャスティンミラノ |
牡3 |
戸崎圭太 |
(栗東)友道 康夫 |
共同通信杯 |
1着 |
2450万円 |
|
シンエンペラー |
牡3 |
坂井瑠星 |
(栗東)矢作 芳人 |
報知弥生ディープ記念 |
2着 |
4500万円 |
|
サンライズアース |
牡3 |
M.デム |
(栗東)石坂 公一 |
すみれステークス |
1着 |
1600万円 |
|
ダノンデサイル |
牡3 |
横山典弘 |
(栗東)安田 翔伍 |
京成杯 |
1着 |
2450万円 |
|
ビザンチンドリーム |
牡3 |
ムルザバ |
(栗東)坂口 智康 |
きさらぎ賞 |
1着 |
2450万円 |
|
ウォーターリヒト |
牡3 |
幸英明 |
(栗東)河内 洋 |
フジTVスプリングS |
9着 |
1200万円 |
|
条件・コースの解説
中山芝2000m
芝1800mと違って1コーナーまでの距離があるので、そこまで極端に枠の有利不利はなく、主張出来れば外枠からでもスンナリと先手を奪うことができる。
コースの特徴としては、スタート後のポジション争いは熾烈になるが、1コーナーを過ぎると落ち着く事が多いので、基本的には先行有利。ポジション取りが大きなポイントで、加えて、望めるなら馬・騎手ともにロスなく運べる器用さが必要。
この4年の勝利ジョッキーを見ると福永→横山武→福永→横山武と2人が独占。2着の鞍上を見ても松山、ルメール、田辺など過去に皐月賞を制しているか、この舞台で乗り慣れた関東所属のジョッキーが多く、このコースをよく知っている鞍上である事は重要。
直近3年の好走馬一覧
日付 |
着 |
枠 |
馬名 |
馬齢 |
人気 |
騎手 |
斤量 |
厩舎 |
着差 |
上がり |
馬体重 |
通過順位 |
父 |
母父 |
母 |
前走 |
間隔 |
前人 |
前着 |
2023年 3歳オープン (国) 牡・牝 (指) 定量 芝 2000m 18頭 |
4/16 3回中山 8日目 |
1 |
1 |
ソールオリエンス |
牡3 |
2 |
横山 武史 |
57.0 |
手塚 貴久 |
0 |
35.5 |
462(0) |
⑮⑮⑮⑰ |
キタサンブラック |
Motivator |
京成杯 |
3ヶ月 |
2 |
1 |
2 |
7 |
タスティエーラ |
牡3 |
5 |
松山 弘平 |
57.0 |
堀 宣行 |
11/4 |
36.6 |
478(-6) |
⑤⑥⑥④ |
サトノクラウン |
マンハッタンカフェ |
報知弥生ディープ記念 |
中5週 |
3 |
1 |
3 |
4 |
ファントムシーフ |
牡3 |
1 |
C.ルメール |
57.0 |
西村 真幸 |
13/4 |
36.4 |
494(-8) |
⑪⑩⑩⑩ |
ハービンジャー |
Medaglia d’Oro |
共同通信杯 |
中8週 |
3 |
1 |
2022年 3歳オープン (国) 牡・牝 (指) 定量 芝 2000m 18頭 |
4/17 3回中山 8日目 |
1 |
7 |
ジオグリフ |
牡3 |
5 |
福永 祐一 |
57.0 |
木村 哲也 |
0 |
34.3 |
494(-4) |
⑤⑤⑥③ |
ドレフォン |
キングカメハメハ |
共同通信杯 |
中8週 |
1 |
2 |
2 |
8 |
イクイノックス |
牡3 |
3 |
C.ルメール |
57.0 |
木村 哲也 |
1 |
34.6 |
492(10) |
⑦⑤④③ |
キタサンブラック |
キングヘイロー |
東京スポーツ杯2歳S |
5ヶ月 |
1 |
1 |
3 |
6 |
ドウデュース |
牡3 |
1 |
武 豊 |
57.0 |
友道 康夫 |
11/4 |
33.8 |
496(-8) |
⑮⑮⑯⑭ |
ハーツクライ |
Vindication |
報知弥生ディープ記念 |
中5週 |
1 |
2 |
2021年 3歳オープン (国) 牡・牝 (指) 定量 芝 2000m 16頭 |
4/18 3回中山 8日目 |
1 |
4 |
エフフォーリア |
牡3 |
2 |
横山 武史 |
57.0 |
鹿戸 雄一 |
0 |
36.7 |
504(-10) |
⑮⑮⑮⑰ |
エピファネイア |
ハーツクライ |
共同通信杯 |
中8週 |
4 |
1 |
2 |
7 |
タイトルホルダー |
牡3 |
8 |
田辺 裕信 |
57.0 |
栗田 徹 |
3 |
37.5 |
462(-4) |
②②①① |
ドゥラメンテ |
Motivator |
報知弥生ディープ記念 |
中5週 |
4 |
1 |
3 |
2 |
ステラヴェローチェ |
牡3 |
1 |
吉田 隼人 |
57.0 |
須貝 尚介 |
クビ |
36.7 |
500(0) |
⑬⑩⑩⑧ |
バゴ |
ディープインパクト |
共同通信杯 |
中8週 |
1 |
5 |
直近10年のデータ
枠順 |
条件 |
1着 |
2着 |
3着 |
着外 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
1 |
3 |
0 |
0 |
16 |
15.8 |
15.8 |
15.8 |
2 |
1 |
1 |
2 |
16 |
5 |
10 |
20 |
3 |
0 |
1 |
0 |
19 |
0 |
5 |
5 |
4 |
2 |
3 |
2 |
13 |
10 |
25 |
35 |
5 |
0 |
0 |
2 |
18 |
0 |
0 |
10 |
6 |
2 |
1 |
2 |
16 |
10 |
10 |
20 |
7 |
1 |
3 |
0 |
23 |
3.7 |
14.8 |
14.8 |
8 |
1 |
2 |
2 |
22 |
3.7 |
11.1 |
18.5 |
人気 |
条件 |
1着 |
2着 |
3着 |
着外 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
1人気 |
2 |
1 |
3 |
4 |
20 |
30 |
60 |
2人気 |
3 |
1 |
0 |
6 |
30 |
40 |
40 |
3人気 |
1 |
3 |
1 |
5 |
10 |
40 |
50 |
4~6 |
1 |
3 |
2 |
24 |
3.3 |
13.3 |
20 |
7~9 |
3 |
2 |
3 |
22 |
10 |
16.7 |
26.7 |
10人気〜 |
0 |
0 |
1 |
82 |
0 |
0 |
1.2 |
年齢 |
条件 |
1着 |
2着 |
3着 |
着外 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
3歳 |
10 |
10 |
10 |
143 |
5.8 |
11.6 |
17.3 |
所属 |
美浦 |
6 |
4 |
3 |
53 |
9.1 |
15.2 |
19.7 |
栗東 |
4 |
6 |
7 |
90 |
3.7 |
9.3 |
15.9 |
枠順成績は3勝の1枠、2勝2着3回の4枠が目立つが、それらの好走馬の大半は4番人気以内という人気サイド。2018年1着のエポカドーロ(4枠)の7番人気がいるぐらいだから、1枠、4枠が特段有利に働くという事はなさそう。また、3枠は2着1回のみ、5枠は2着以内はないものの、これも人気馬があまりいなかったという面もあるようだ。
一方、7番人気以下で連対したのは5頭いるが、これを枠順で見ると、2016年1着ディーマジェスティ(8枠)、2017年1着アルアイン(6枠)、2018年2着サンリヴァル(7枠)、2021年2着タイトルホルダー(7枠)と4頭が6~8枠と外目の枠だった。ゴチャつく事も多いコースだけに、穴馬の一発があるならスムーズに走れる外枠に注目したい。
初対戦の馬も多い一冠目だけに人気の信頼度は高いとは言えず、1~3番人気を合わせても6勝2着5回(連対率36.7%)で連対馬の半数という程度。7番人気以下も3勝2着2回3着4回と馬券になっており、波乱の可能性も含む。また、上の枠順の項でも触れた内容とも被るが、その7番人気以下で3着以内に好走した9頭は全て4~8枠だった事は改めて強調しておきたい。
上位馬における美浦・栗東の比率はそこまで大きな差はないが、出走馬は美浦66頭、栗東107頭だから、出走数が少ないにも関わらず美浦が善戦している。事実、2021~2023年の近3年は続けて美浦所属が1、2着を締めた。(4年前の2020年も2、3着は美浦所属馬)
元より「西高東低」と言われていた頃から美浦が健闘していたレースだが、最近でもその傾向に変わりはない。
レースパラメータ
- 器用さ
- 7
- 騎手
- 8
- 外枠
- 7
- 人気
- 3
- 美浦所属
- 6
統括 競馬ジャッジ
初対戦の馬も多く、人気がアテにならない一戦。さらにトリッキーなコース設定という事もあって、波乱の要素も多く、一筋縄ではいかないレースとなりそうだ。
そんなレースだけにプロの視点は欠かせないだろう。
そこで頼りたいのが競馬のプロフェッショナル。こんなレースの予想を手助けしてくれそうなのが、元JRAジョッキーであり、サニーブライアンとのコンビで皐月賞、ダービーの二冠制覇を成し遂げた大西直宏氏がアドバイザーを務める『ワールド競馬(WORLD競馬WEB)』です。
皐月賞を実際に勝っている元JRAジョッキーという、これ以上ないほど打って付けのプロフェッショナルと言えそうですが、馬券情報はどのようなものか、編集部が詳しく探ってきました。
競馬情報サイト ワールド競馬って
どんなサイト?
競馬になじみがある方であれば、一度は聞いたことがあるジョッキーを前面に出しているだけに、どんな情報サイトであるか、編集部が調査しました。
まずはサイト内にある案内では、
2023年で設立24年とかなり老舗の情報会社であることがわかりました。
多くの競馬情報サイトが存在していますが、これだけ長いサイト非常に珍しい。それだけ安定した運営と根強いファンがいるということでしょうか。
その秘密に迫っていきます。
↓初回登録で今週の重賞予想が無料↓
登録はとてもカンタンでした(所要時間約1分)
充実したコンテンツ!
読めば読むほど得!?
随時更新される競馬ニュースに加えて、ワールド競馬オリジナルのコンテンツが毎週15以上も更新されています。
そのコンテンツのほとんどが馬券に特化した内容で、かなり踏み込んだ話ばかり。
これほど馬券に詳しい人の意見を目にすることは普段あまりないだけに、編集部としてはかなり新鮮な印象を受けました。
さらに、ワールド競馬ではポイント制を導入しているようです。コンテンツを読むだけ1ptが入る仕組み。
それではそのポイントの利用方法、利用料金などを見てみましょう。
ポイントの利用方法は?
料金面を徹底調査!
サイト内にあるポイントの利用について見てみると...
と、掲載がありました。要するに毎週コンテンツを見るだけで1000円近くのポイントが無料で手に入るということです。
そのポイントは【プレミアムメンバー専用の『厳選の勝負買い目情報』などのコンテンツ】を閲覧するために利用するようです。
ポイントを使って買い目情報を見るにプレミアムメンバーになる必要があるようですが、せっかくためたポイントですし、無料のようなのでさっそく参加してみました。
『プレミアムメンバーとは?』
プレミアムメンバーになると、ワールド競馬が独自に入手した『オフレコ話』や『勝負情報』など、特別な情報が見られるようです。
ということは逆に言えばワールド競馬の実力を見るには、プレミアムメンバーにならないと分からないと言っても良いでしょう。
プレミアムメンバーにはタップ2回でカンタンになれました!
次のページが切り替わったら、ページ上部にある枠の中をタップすると、さらに時短で出来ました。
さらに今回は特別キャンペーン中とのことで、プレミアムメンバーになったら10000円分のポイント(100pt)がもらえました。これを使ってさらに情報が見られるようです。
プレミアムメンバーになったら自動で100ptが追加されていました。
利用者の声を徹底調査!
実際当たるの?
ワールド競馬を利用したことがある人の口コミなどを調査してみました。
やはり競馬である以上100%の的中はなく、外れた情報を見た方の厳しい声も見られましたが、その中に気になる口コミをいくつか発見しました!
馬主情報など普段の予想ではまず頭にない角度から見解が示してあり、こういう馬券術もあるのだと勉強になりました。
(利用歴半年)
まさかあんな人気薄の馬が走るとは思っていなかったので、ワールド競馬を見ていなければこのレースは獲れませんでした
(利用歴3年)
『WORLDさんを利用させて頂いて10年近くになります!本当に情報力には驚かされます。』
(利用歴9年)
ほんとに1着固定でキターー!!!
ジョッキーがあまりにマイナー騎手だったため、金額を押さえてしまったのが、逆に悔やまれます(笑)
大きなお小遣い、ほんとにありがとう♪♪
(利用歴12年)
設立24年とあるように、全く当たりもしないのであれば、ここまで長く続くことはあり得ないはず。
的中実績を見てみると、
毎週更新される的中実績を見る限り、純粋な的中の数だけでなく、万馬券の数も多く、これが本当であれば、これほど楽しい馬券ライフはないかもしれません。
競馬情報サイト ワールド競馬
編集部の評価
- 情報力
- 9
- 信頼度
- 9
- お得度
- 8
- GⅠ
- 9
- 独自性
- 8
ここまで見てきましたが、毎週の競馬を楽しみつつ、馬券でも『大きく勝ちたい』という方にとっては、『ワールド競馬』は打って付けのオススメサイトと言えるでしょう。
編集部が特に注目したのは、情報網の凄さです。中でも、実際に日本ダービーを制している元JRA騎手の大西直宏さんの存在は特筆できるでしょう。JRAのジョッキーとして500勝以上をあげ、さらに皐月賞や日本ダービーといった“GⅠ中のGⅠ”を制している方が聞いている情報や、そのレース見解を毎週見られるのは、他の競馬情報サイトにはないポイントですね。
そんな元JRA騎手が所属しているサイトだから、昨年のGⅠシリーズでも有馬記念(4万2110円)や天皇賞・春(6万5060円)、オークス(3万47140円)といった万馬券も多数的中できているようです。
『ワールド競馬』は自分の予想に行き詰まっている方はもちろんのこと、馬券でソコソコ勝てているような方にも、さらなる高みを目指して頂くためにオススメしたい競馬情報サイトです。
『ワールド競馬』の情報を見れば、多くの方にとって毎週末の競馬がますます待ち遠しくなることは間違いないでしょう!