日経賞

前２年（2023年、2022年）はタイトルホルダーが制し、その後は2022年は天皇賞（春）、宝塚記念と勝利。続く2023年も秋にはオールカマーで２着、有馬記念では３着と好走した。2021年の勝ち馬ウインマリリンも同年秋にはオールカマーを制しているように、春の中長距離ＧⅠはもちろん、その後の中山コースの重賞にも大いに繋がる一戦だ。

出走予定馬

条件・コースの解説

中山芝2500m

有馬記念でも使われる舞台。スタートがコーナーの途中のような場所からなのでポジション取りが難しく、特に外枠は壁を作りにくいので、先行馬にとっては不利と言える。

道中はユッタリと流れることも多く、レース展開はもちろん、残り1000ｍあたりからの動き出しがカギ。乗り役の仕掛けが勝負の行方を大きく左右する事も多く、鞍上の手腕が問われるコースとも言える。

コース自体の特性としては（中山の芝2200ｍにも言える事だが）非常にタフな競馬になりやすいので『末脚の持続性』や『スタミナと底力』が要求される。

直近3年の好走馬一覧

直近10年のデータ

コース形態的に外枠の先行馬にとっては不利と言われるが、6～8枠が2勝ずつを挙げており、むしろ内目の枠よりも好成績。 年によっては10頭前後の少頭数になる事もあるが、例えフルゲートでも外枠を引いたというだけで軽視するのは禁物。

人気面では1番人気は3勝2着3回でまずまず安定。一方で2～3番人気は苦戦気味。人気通りでガチガチという決着はあまりなく、毎年1～2頭は4番人気以下が馬券に絡んでおり、中穴狙いも有効だ。10番人気以下で3着以内は、2014年2着のホッコーブレーヴがいるのみだから極端な穴は期待しづらい。

年齢別では4歳が5勝2着4回3着1回で、勝率、連対率、複勝率ともトップ。以下5歳→6歳と続いており、伸びしろの大きい若い馬の方が有利。7歳馬は2023年2着のボッケリーニなど好走はあるが、2～3着までという傾向。8歳以上は2019年に4番人気に支持されていたサクラアンプルールの3着があるだけ。人気にもなっていない8歳以上の高齢馬はやはり厳しいようだ。

東西比較はともに5勝ずつだが、2着3着は栗東の方が多く、連対率、複勝率も上回っている。ただ、近年は2020年から美浦所属馬が4連勝中と優勢。

レースパラメータ