2012年から12月開催に変更され有馬記念へのステップレースとして開催されていた金鯱賞だが、2017年からは大阪杯のGⅠ昇格に従い、ステップレースとして3月開催に変更。大阪杯など中距離戦線を狙う馬が集うレースに変貌した。

連対馬にはジャックドール、デアリングアクト、サートゥルナーリア、ダノンプレミアム、リスグラシュー、スワーヴリチャードなどのGⅠ馬がおり近年では豪華メンバーが出走している。

本競走の優勝馬には大阪杯への優先出走権が与えられるため、賞金面で大阪杯への出走が微妙な馬は優先出走権獲りへ力が入る一戦。

出走予定馬

条件・コースの解説

中京芝2000m

金鯱賞･愛知杯･中日新聞杯が行われる中京芝2000mのコース。スタンド前の直線上がり坂の中間がスタート地点でコースを1周するコース形態。最初のコーナーまで約315m、1〜2コーナーのカーブは緩やかな上り坂のため序盤からペースは上がらず。

3〜4コーナーはスパイラルカーブで緩やかな下り坂。3コーナー部分が外に膨らんだ形状で、この部分は外枠が有利。最後の直線は約412mと長く直線の半ばで2mの急坂があるが最後の240mはほぼ平坦。芝コース全体の高低差は最大3.5m。

直線が長く、急勾配の坂があるため、ハイペースで脚が止まった逃げ馬を持続力のある先行馬、差し馬が抜け出すパターンも多い。近年では良馬場なら高速決着にケースもありスピード･瞬発力に長けた馬が有利。

直近3年の好走馬一覧

直近10年のデータ

過去10年の平均配当は馬連4050円･3連複1万3790円･3連単12万2000円。馬連桁配当は1度、馬連万馬券も1度ある。1番人気で勝ったのはプログノーシス、ジャックドール、サートゥルナーリア、スワーヴリチャード、ヤマカルエース、ラストインパクトの6頭おり直近4年でも3勝している。また10頭中馬券圏に好走したのは9頭と1番人気の信頼度は高い。

伏兵馬は2021年ギベオン(10番人気①着)、2020年サトノソルタス(8番人気②着)、2018年サトノノブレス(8番人気②着)、2017年ロードヴァンドール(7番人気②着)などが好走しておりヒモ荒れ傾向のレース。

枠では7〜8枠で4勝2着4回と好走馬が多く外枠有利。世代別では4歳馬が6勝(2着4回)と他世代を圧倒している。所属では20頭中17連対の栗東所属馬が活躍している。

レースパラメータ