阪急杯

高松宮記念の重要な前哨戦と言える阪急杯。2013年はロードカナロア、2014年はコパノリチャードと2年連続で勝ち馬は次の高松宮記念も制した。

また、2016年のミッキーアイルと2021年のレシステンシアも高松宮記念で2着と、高松宮記念と関連性は深い。

以前はハンデ戦として6月に行われていたり、一時は3月末～4月頭に行われていた頃もあったが、2000年にこの時期に移動。その当時は1200mだったが、2006年からは現行の1400mに延長となった。

出走予定馬

条件・コースの解説

阪神芝1400m

芝1200ｍのスタート地点よりも200ｍ後ろからスタート。最初のコーナーまで458ｍと十分な長さがあり、且つ、平坦～下り坂となるため、熾烈な先行争いが繰り広げられるケースが多くテンが速くなる傾向にある。それ故、差し馬の台頭も目立つコース。

ただし、この阪急杯に限っては少々異なり、逃げ切りや番手からの先行抜けだしが強い。過去10年で逃げ馬が4勝、先行は2勝2着4回と前に行った馬に有利な傾向。

4角15番手から差し切った2019年のスマートオーディンや、4角10番手から差し切った2020年ベストアクターなど差しも決まっているが、パターンとしては勝ち馬は逃げか先行、2～3着に差し馬が絡んでくるというケースが多い。

直近3年の好走馬一覧

直近10年のデータ

枠順を見ると6～8枠が7勝と強い。その内3勝が6番人気以下なので、穴で狙うなら外枠にも注目してみたい。

人気では1番人気が3-1-1-5、2番人気が3-1-2-4と、それぞれ3勝をあげて半分は馬券になっているが、人気ほどの信頼は置きづらい。また3番人気は0-1-0-9で2着が1回あるだけと苦戦。

一方、7番人気以下は3勝で、2着3回3着2回と度々上位に食い込んで波乱を演出している。11番人気馬の勝利もあり、前走着順が悪くても、距離やダートから芝などの条件替わりでの一変には警戒が必要。

年齢別では、4歳が勝率、連対率、複勝率とも最も高い。一方で5～7歳は互角。2019年は6～7歳が3着まで独占、2022年は7歳によるワンツー、さらに2017年は6～8歳の3頭で決着と高齢馬の好走が目立つ。

東西の所属比較では、出走頭数の多い栗東が断然。しかし、美浦も健闘しており、さらに連対した3回は8,7,6人気と穴をあけている。

レースパラメータ